小さなことからコツコツと
2018年 04月 05日
IRカジノ…この頃ニュースでよく耳にする言葉。
カジノはわかるけれど、IRって?
IR…Integrated Resort(統合型リゾート)
ホテルや劇場、公園、美術館などを一緒にこの地区に建てようということで
そこにカジノが付くとなれば、カジノを含む統合型リゾートということ。
となると、今は禁じられているカジノの運営を、厳格な条件の下で許可しないといけない。
なんでカジノを禁じていたかって
治安悪化やギャンブル依存症などの社会的に見過ごせないマイナス面があるから。
で、この法案を通すために考えた末
入場料をとれば入りにくくなる分、依存も少なくなるんじゃないか。
更に7日に3回、28日で10回までの入場制限をかけるといいんじゃないかって。
…ややこし。
こんなことを真面目な顔で話し合っている。
何しろ、IRの収益の80%くらいはカジノで見込めるんだから
ややこしくてもなんでも、予防していると表明しながら、やらなきゃ損!損!って。
その入場料の話し合いになって、自民は5,000円、公明は8,000円という値付け。
これが依存しない金額だという各政党の答え。
どちらも譲らず物別れに終わったかと思ったら
すぐさま6,000円という金額で落ち着いたという。
5,000円!5,000円!…8,000円!8,000円!…はい!そこ!6,000円!決まり!ぱんぱん!
なに?このいい加減な決め方!この痛み分けの仕方!
一獲千金を狙う人たちにとって、5,000円が6,000円になって歯止めになるの?
なんで6,000円なら問題が解決するのか、全く根拠がない。
この決め方は政治ではなく商売。
もう1,000円値上げするからさ、そちらもこの辺りで納得してよと6,000円。
そんなことを国会で真面目な顔をして論議している。
それを示して社会を納得させるのが政治の責任ではないのか。
IRカジノ誘致にOSAKAが手を挙げた。
万博誘致といい、結果がでたのにまだ言い続けている大阪都構想といい
このところ、とみに落ち着きのないOSAKA。
一体、将来のOSAKAをどうしようというのか。
もうちょっと落ち着いて。
小さなことからコツコツと。
交通安全週間で一日警察署長を務めた西川きよし氏の言葉を聞いて
ほんまにそうやなと思ったところ。